本が読みたくなる– category –
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『成瀬は信じた道をいく』で成瀬あかりがどう生きるのか!
2023年3月さっそうと現れた『成瀬は天下を取りにいく』(略称:成天)、もう読まれましたか? 成天を読まれた方ならその後の成瀬がどう生きるのか、知りたくてたまらな... -
【ぎゅっと凝縮】『シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカント』。大切なことを5つお伝えします。
私はこのままの生き方でいいのかな…と考えたり、私に合う仕事ってなんだろう…と探し続けていたり。悩まない人はきっといないのではないでしょうか。 ナヴァル・ラヴィカ... -
『くもをさがす』西加奈子 ひとを自分を、大切にするってこういうことかもしれない。
【くもをさがす 西加奈子 河出書房新社】 常に愛を込めて、でも現実は辛くて重いことがたくさんある。そんな小説を世に送り出してきた西加奈子さん。今回のこの本は加... -
歌集『砂丘律』千種創一氏。幻想のように真実を歌う410一首。
できればなんの注釈もなくこの本を手に取って欲しい。そして静かに読んで欲しい。夢の断片のような、かすめていった思考のような。美しくて儚い31文字の連なりを堪能し... -
『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈氏。成瀬のかっこよさを全力で伝えます!
この小説を平凡に紹介するなら「滋賀のちょっと破天荒な女子中高生が、我が道を突き進む小説」。この題材になぜ文学好きがこぞってハマってしまうのか。その魅力を存分... -
【本を売る人】『一万円選書』から考える、本を勧めること。書店のあり方。
北海道の書店主さんがあなたのために約一万円分の本を選んでくれます。でもお勧めの本って、どう判断するんだろう。そこには店主の岩田さんの想いがあります。岩田さん... -
川上未映子氏『黄色い家』。本の重みは花の濃密な人生そのもの。
読売新聞朝刊で連載されていた川上未映子さん『黄色い家』。2023年2月20日、中央公論新社より単行本が発売となりました。ずっしりと重みのある本です。本屋さんで手に取... -
フェミニズムの基礎を学ぶための2冊。第2回『フェミニズムってなんですか?』を読み解く。
東大教授である清水晶子氏がフェミニズムの歴史と本質をかみ砕いて語るのが今回の1冊です。フェミニズムに興味をもったきっかけはきっと人それぞれ。玉石混交の情報に触... -
フェミニズムの基礎を学ぶための2冊。第1回『女ぎらい ニッポンのミソジニー』を読み解く。
ひとまず「ミソジニーってなんですか?」というご質問にお答えしなければ。ミソジニー:女性嫌悪、「女性蔑視」という単語が最適訳とのことです。ジェンダー研究の第一... -
『生のみ生のままで』綿矢りさ氏。まっすぐな想いを受け止めた先を見てみたい。
逢衣と彩夏。このふたりの女性が、雷に打たれたような恋を始める。許すとか認めるとかそんな陳腐な言葉は必要なのかな。こんなに彼女たちはまっすぐなのに。人は日々、... -
『女が死ぬ』松田青子氏。直接攻撃しないクレバーな短編集。
強烈なインパクトを持つタイトル『女が死ぬ』。松田青子さんの描く「女に対する定義の理不尽さ」にいちいち「わかる~」と声が出ます。凝縮された53本の短編たちから繰... -
『ぜんぶ運命だったんかい おじさん社会と女子の一生』笛美氏。この国でフェミニズムと伴走すること。
笛美(ふえみ)さんは大手広告代理店で働く現役広告クリエイターです。その彼女が検察庁の法改正にツイッターで異議を唱えて、大きなムーブメントとなりました。なぜそ...