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本が読みたくなる

『ばにらさま』山本文緒さんの最後の新作。

2021年10月にご逝去された山本文緒さん。その直前に出版されていたのが『ばにらさま』です。バニラアイスのようにひんやりとした女の子とその彼氏とのお話は、なんだか歯にも身体にも知覚過敏、痛覚を刺激します。表紙もキュートだけどよく見ると怖いんです。ぜひ帯を外して見て欲しいのです。
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『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』ミア・カンキマキさんの一途さに惚れてしまう

ミアさんはフィンランドの編集者。日本語は解らないけれど枕草子を読み込んで誰よりも清少納言の気持ちがわかる人です。ミアさんのセイ(清少納言をそう呼ぶ)への深い愛情と共に、平安京に生きた人々の衣擦れが聞こえてくるようです。外国人からの視点で読む2000年代の盛夏の京都は気の毒になるほど暑そうです。
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『マチズモを削り取れ』武田砂鉄氏 ジェンダーについて考える第一歩。

ジェンダー論を読み込む、となるとちょっと敷居が高いな。しかしこの世で感じる「性差」について思うことはあるんだな。憤慨していること、秘かに涙を流していることもあるだろう。そんな皆さんにぜひ読んでいただきたい本です。砂鉄さんはなぜここまで「何気ない差異」について敏感なのか。それにも驚かされつつ読みたい本です。
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原田ひ香 氏『三千円の使いかた』、小さなお金を大切に育むこと。

この物語には、祖母・母・長女・次女 それぞれに幸せを感じたり、悩んだりします。まるで令和版『細雪』みたいだなとか思いました^^ 四人四様、これからの人生を歩むにあたってお金の問題に直面するのです。 それぞれどう改善しようとするのか、マネーリテラシーが問われるような小説なのです。
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『星を掬う』町田そのこ氏の新刊はどんなおはなし?

町田そのこさんの新刊が2021年秋、中央公論新社より発売になりました。本屋大賞受賞後の新たな一作とのことです。 『星を掬う(すくう)』というタイトル。掬うは救うとのダブルミーニングなのかな?とか…。ネタバレしないようにご紹介したいと思います。
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『愛についてのデッサン 野呂邦暢作品集』野呂邦暢氏、昭和40年代の東京の町と戦前の長崎の情景。

『愛についてのデッサン』の初出は1979年(昭和54年)。角川書店より刊行された小説です。主人公20代の佐古啓介は亡き父が営んでいた東京・阿佐ヶ谷にある古書店を継ぎました。人に難題を依頼されては全国を巡ってキーパーソンに会い、解決の糸口を得ようとするのです、が、出会う人物だいたい美女。ここがカナメ。
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【2021/9/16発売】『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』を読んでみた。

ブレイディみかこ氏『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』(2021年9月16日発売)を一足先に読ませていただきました。ネタバレしないように気を付けながらご紹介したいと思います。
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