本が読みたくなる

『女が死ぬ』松田青子氏。直接攻撃しないクレバーな短編集。

強烈なインパクトを持つタイトル『女が死ぬ』。松田青子さんの描く「女に対する定義の理不尽さ」にいちいち「わかる~」と声が出ます。凝縮された53本の短編たちから繰り出される、抑圧をはねのけるパワー。共感するだけでなく、そこから自分は何ができるかを考えたくなる。それでいて読み物としても面白いのです。
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【本を売るひと その4】書籍を棚に入れていこう!

今朝入荷した書籍の各ジャンルへの振り分け、無事に終わりましたでしょうか? では、間髪入れず台車の上の書籍を棚に入れていきましょう。書店員の実力が試される仕事。静かな駆け引きをしている時間です。
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【本を売るひと その3】荷物の仕分けは鬼速&精密なジャンル分けが必要です。

書店に朝から出勤されている方には、開店前に大一番が待っています。それが”荷物の仕分け”。オープン前作業のあらましをお伝えしています。細かい部分はそれぞれのお店によって違いがあると思います。概要がつかめますので、ぜひ読んでみてください。
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【本を売るひと その2】出版社は「版元」。問屋は「取次」と呼ぶ書店用語を解説します。

書店の内部に潜入してみると、やたら「版元(はんもと)」と見聞きします。出版社を指す業界用語なのですね。 なぜ版元と呼ぶのか。そして、版元さんと書店をつなぐ問屋さん「取次」についても解説します。
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『ぜんぶ運命だったんかい おじさん社会と女子の一生』笛美氏。この国でフェミニズムと伴走すること。

笛美(ふえみ)さんは大手広告代理店で働く現役広告クリエイターです。その彼女が検察庁の法改正にツイッターで異議を唱えて、大きなムーブメントとなりました。なぜその場所に至ったのか。男性社会に順応しながら生きてきた彼女が違和感を感じ、フェミニズムに出会うまでは、読み手の心も引っかきながら進みます。
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【本を売るひと その1】ISBN(アイエスビーエヌ)とC分類とは?

書店で働く人のための予習復習となるページです。今回は書籍の裏表紙についている2段のバーコードとC分類というコードについて、やさしくお伝えしています。
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【本を売るひと】書店で働き始めるひとへ

書店で働く人の予習復習となるブログです。書店勤務する上で大切なことをぎゅっとまとめました。本屋さんでの仕事でとまどっているかた、よく聞く用語を知りたい方はぜひご覧ください。
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『ストーカーとの七〇〇日戦争』内澤旬子氏。被害者が声をあげることの意義。

内澤旬子さんの著作は常に強い意志を持って経験したことを書いておられますが、今回は怖い。タイトル通り闘いの記録です。事件発生から警察や検事、弁護士とのやり取りを読むにつけ、途方もない労力を伴うことがわかります。決して他人事としてはいけないと思い知らされるのです。
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『まっとうな人生』絲山秋子氏。大人になっても戸惑ってる。

2022年5月19日、絲山秋子さんの新刊が出ました。『まっとうな人生』。これは2005年に出版された『逃亡くそたわけ』という青春ロードムービーのの後日談といえます。ふたりがどんな大人になったのか、年を重ねたのは、読者だってそうです。酸いも甘いも噛みしめた大人が味わう物語です。
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掃除婦のための手引き書 ールシア・ベルリン作品集 繊細で残酷な”わたし”のお話。

ルシア・ベルリンは1936年生まれ、昭和11年にあたります。父の転勤で子どもの頃は南米中米などで暮らしていたアメリカ人だそうです。表紙の女性がルシア氏。多感な時期に人間の裏表を全て見てきたのではないか、と思わせる短編集です。小説だけれど彼女の平たんでない生きざまを垣間見るような、ざわめきがあります。
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